第2回目、「驚く」「慌てる」「パニくる」演技がテーマ。 カメリハ・オリジナル『3人きょうだいE.T.』スタート! (左から)妹ではなく姉役:ひろみさん 兄役:高原先生 エリオット:みさきちゃん E.T.役:木村庄之助さん(友情出演) ・映画「E.T.」のはご存知の通り、主役のエリオットに、お兄ちゃん、妹の「3きょうだい」ですが、 今回は、エリオットは女の子でみさきちゃんに、 妹をお姉ちゃんに変更し、ひろみさんに演じていただきました。 ・セリフは言いやすいものにアレンジ。(E.T.役の庄之助さんセリフなし、そのままでエイリアン) ・まずは、ドライリハ。 ひろみさん、奮闘。高原先生、指導。 ・演じて→撮って→観て→ディスカッション、くりかえしが始まりました。 高原先生、みさきちゃん、庄之助さん3人で、 フレームイン、セリフのタイミング、など、よってたかってアドバイス。 ひろみさん「あたまではわかっていても、カラダで覚えないと」とさらに奮闘。 ●ひろみさんの「驚き」の演技は、このように変わりました● (※今回は、叫び声が多いため、音のレベルを下げてあります。) かわいい・・・。 ・Take1では、どこを見て、どう演技したらいいか、戸惑い中。 (だれでもカメラ向けられたら、こうなるのは当たり前です!) ・Take3では、「体全体で動きをつけて」というDからの要望で、「腰を落として後ずさり」を 追加してもらいました。 高原先生からは、「最初は笑顔で、E.T.を見てから、恐怖の表情に」と、タイミングをアドバイス。 ドラマや映画では、頭の中で整理して、何度も同じように演じないと編集でつながりません。 お兄ちゃん、エリオット、E.Tまでが.、あーしてみたらこーしてみたらと、 お姉ちゃんに向かって言いたい放題。 「そんじゃあみんなも、やってみる?」ということで・・・。 ●「驚き」三連発● ・庄之助さんは、本業の、舞台出身のコメディアンらしい「驚き」。発声の仕方に注目。 ・高原先生は、コワザの効いた「驚き」。日常での会話を自然にすることに、こだわりました。 指先まで使ったこまかいワザ。 ・みさきちゃんは、思い切った演技の「驚き」。 アップで撮られるとついかわいく見せようする女優さんもいらっしゃいますが、別人になりきり、 思い切った演技は、観ているヒトを引き込みます。 続いて、それぞれの役別での演技です。 高原先生は、ありえないものを観て「あぜんとする」「パニくる」、など、ビミョーに変えています。 また細かいワザ。アップのカットでも体全体で表現すると顔がついてきます。 ●驚くお兄ちゃん● みさきエリオットは、Take1のE.T.をかばう演技に、Take3では「E.T.にかぶらないように」「ちらっとお兄ちゃんを見て」というDの要望を追加してくれました。 映像の演出では「映っていないフレームの外を表現する」ことがあります。 エリオットが一瞬、お兄ちゃんの方に目線を移すことで、「画面には映っていないお兄ちゃんも、 パニクっている」ことを、観ているヒトに想像させます。 ●慌てまくるエリオット● ●完成版● 今回は、Take1からTake5まで、いろいろを混ぜ合わせて編集しました。 今回は私の時間配分が悪かったため、撮りそびれましたが、以下の点を深く掘り下げないと、 ただの騒がしいだけのシーンになってしまいます。 時間切れで撮れなかったD要望は、以下の通り。 ◎映画の内容、シーンの意図を理解する。(親に隠し事をしていることがわかるように) ◎たとえE.T.を人間がやっても、ぬいぐるみでも、「宇宙人」だということを忘れずにリアクションする。 ◎編集でつながりやすいよう同じ動きを意識する。 ・最後に、映画「E.T.」の予告編をもう一度ごらんください。(40秒あたりから) 天才子役だったドリュー・バルモアの叫びに注目。 もう、みんな叫びまくりで、声がらがら。なのに、なんだこの笑顔は。 ひろみさんのガッツに、みんな脱帽。 次回のテーマは「ノーカントリー」です。 今回のE.T.とは180度逆の、静かで、クールな演技に挑戦してみてください。 みなさんの参加をお待ちしてます。
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Vol.24「英雄の証明」
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