第4回目、オタクでダサくてどこにでもいるようなフツーのコが主人公。 カメリハ・オリジナル『いるいるこーゆーヒト、エージェント・ウルトラ』スタート! 主人公役(左下から時計まわりに)じんくん、あかねちゃん、みさきちゃん、かつくん。 カノジョ役:(中央)高原先生。 今回はいきなり、編集した完成版(Take3)から! みんなの「見せ場」を強調するため、カット割りも編集でそれぞれアレンジしました。 ●順番に、じんくん、あかねちゃん、みさきちゃん、かつくん。 ここにいたるまで、撮る→観る→ディスカッション→各自修正。 ●高原先生のアドバイスは 「はじめは、ボーゼンとして→だんだんわけわからん状態に、していくと、演技に緩急がつく」 ●Dからのアドバイスは 「カメラ一台で撮影するときは、WSとロングの横うちとも、同じ演技をしないと編集した時つながりません。例えば、スプーンを投げる、しゃがむ、など、大きな動きは、どのセリフのタイミングでやったか覚えておいてください。」 自分の演技をじっくり検証したいヒト、完成版にいたるまでのTake1~3の、WSとロングの横うちを、 それぞれアップしておきました。 ・じんくん あれこれ模索し、アタマをかきむしる、バーに寄りかかるなど、試行錯誤し、 Take3の完成版できっちりつながりました。お見事! くちゃくちゃのアタマも!(←これ、撮り順ばらばらで、何日もかかるような、ほんとのドラマロケでやると、ずーっとつながり気にしなきゃいけないので、覚悟してやること) 最初の「ボーゼン」と、最後の「なさけない」が効果大。 ・・・パニクるとやたら逆ギレするくせに、実は弱気で、結局最後は泣いている。 いるいるこーゆーダメな男。 ・あかねちゃん 途中でスプーンを見て「ボーゼン」を再度入れて、さらに緩急ついてます。 Take3の完成版では、目線を「お店の前の駐車場に転がっている死体」に移し、フレームの外にある「物語」を想像させる演技を入れてくれました。(←これが入ると「カメラが目の前にある」という、カメラそのものの存在感も薄れる) 大柄のヒトはロングの画がとってもいきます。 ・・・ふだん知的なカンジなのに、パニクると、どっかのおかんみたいになっちゃう。 いるいるこーゆーおんなのヒト。 ・みさきちゃん 「落ち着けワタシ~」と思いながら、状況を説明しようとしているのがよく伝わってきます。 Take1からあれこれ試行錯誤し、パニクりながらも動きをコントロールする演技をしてくれました。 完成版では、スプーンという現実を直視し、きゃ~っと、投げる動きをポイントにしているため、それにきっちりリアクションしてくれた高原先生のカットを入れて編集しました。 ・・・血とかに弱くて、見んときゃいいのに、いちいち見ては、その度きゃーきゃー。 いるいる、こーゆー、ひとりで大騒ぎする女子。 ・かつくん 演技初心者のかつくんは、Take1のあと、私に突っ込まれ、電話を持つ手を変えてもらいました。 カメラ側の手で電話持つと、ロングの時に顔が隠れちゃいます。 Take2から、動作も演技もあれこれ試行錯誤し、Take3の完成版では、センパイ方とは違った方法、 「声をうらがえす」で、パニクっている表現をしてくれました。(見事なファルセット) ・・・まじめなひとによくありがちなこの挙動不審なパニクりぶり。 いるいる、冷静にならねばと思えば思うほど、声がうらがえっていくひと。 ・高原先生 ・・・いるいる。肩書きはあるけど、いざとなるとこうなるおじさん。 不祥事ばれそうな地方の議員さんとか、町長さんとか、こんなカンジ。 ちなみに、今回、みんなが使う小道具のスプーンも、自分で食べるマシュマロも、 ド田舎の設定を見せるための、ださださの「I Love New York」Tシャツも、 全部持参してきてくれました。 では「エージェント・ウルトラ」予告編をもう一度。 どーでもいいことですが、完成版のファーストカットの写真は、スギ薬局みたいなドラッグストア にしておきました。 映画で、カノジョがバイトしているBailBonds(ベイル・ボンズ)は、「保釈金立て替え業」です。 主人公のマイクが、なんべん逮捕されても釈放してもらえるのは、カノジョのおかげだ。 最後にお詫び。私のへたっちー手持ちのカメラワーク、ごめんなさい。
次回のテーマは、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」です。 3Sの演技に挑戦してください。
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Vol.24「英雄の証明」
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