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続・「キング」と「クイーン」

11/20/2018

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ん?!この声、もしや??      吹き替えは、あんただったんかいっ!!!
画像
200円追加して、ドルビーアトモスで観てしまった。←気分はライブ

ラミ・マレック、すばらしい!!!!
フレディが生き返って、この世に戻ってきた。号泣。

・・・しかし、この映画、リアルタイムでクイーン見てない若ものたちと、じじばばたちでは、
とらえ方、全く違うのではなかろーか?

今回は、フツーのレビューではないため、ネタバレになりません。
感動するツボ、まったく違います。

-ツボ1-
いくら、ラミ・マレックにフレディがのりうつったとしても、さすがに、あの驚異的なボーカルは、
マネできません。もちろんちょろっとは歌ってましたが。
​
フレディ本人の歌声も、当然混じってるだろうけど・・・んー??・・・これは、もしや。
エンドクレジットで、確認。

だああああーーーーっ、やっぱり、あんただったかっ!!!
フレディの「歌声」そっくりさん、マーク・マーテル!!!!

このヒト、数年前、ドラムのロジャー・テイラーが、クイーンのトリュビュートバンド結成して、
ヴォーカル募集した時、オーディションで選ばれ、たカナダ人です。ちょっと顔まで似てます。
(その後、プロ歌手でビュー)

発掘したロジャー・テイラー本人が、
「そっくりすぎて、きもち悪い」と、語ってました。

私は、そのオーディションの映像を見て大騒ぎし、友人たちに、せっせと、シェアしまくりました。
これでもう、クイーン復活!と、おもいきや、

2014年のサマソニに連れてきたのは、アダム・ランバートくんでした。
​アメリカテレビ史上おそるべ高視聴率オーデション番組「アメリカン・アイドル」出身の
アダム・ランバート、優勝するまでの経緯を、ぜーんぶ見ていたので、好きなのですが、
やっぱ「孫」みたい。

​ちなみに、カレは、今回の映画で、カメオ出演していたらしいのですが、気がつきませんでした!
(バスの運転手役だったらしい)

ここでちょっと話、それますが、
我が家は、15年ぐらい続いた「アメリカン・アイドル」を、10年ぐらい全部見ていました。
放送日には、私もダンナも、猛ダッシュで帰ってきて、仕事も何もかもそっちのけ。

「アイドル」いっても、日本のアイドルとは意味が違います。
日本のオーディション番組ともまったく違います。
​
全米から、何千人が応募してくる中、毎週毎週、過酷で壮絶な、戦いが繰り広げられます。
歌唱力は当然ですが、パフォーマンス力、エンターテイメント力、すべてが厳しく審査され、
容赦なくガンガン落とされ、一年後、たったひとりが選ばれます。

審査員は定期的に代わりますが、
マライア・キャリー、スティーブン・タイラーなどなど大物ミュージシャンをはじめ、
ランディ・ジャクソン(俳優サミュエル・L・ジャクソンの弟)、
毒舌敏腕プロデューサーのサイモン・コーエル。

それはもう、オーディションというより、戦場で、また、全米を挙げての大イベントでした。
選挙より視聴率高かったらしい。
最終決戦になると、ブッシュ大統領も、オバマ大統領も、ビデオメッセージで出演してました。

しがないミュージカル俳優だった、アダム・ランバート、はじめてやってきた時は、こんなカンジ。
我が家では、この初見の時点から「このコは勝ち残る」とか「このコはあかん」と、
毎週毎週、にわか審査がはじまるのです。

アダムくん、この時点で、27歳だったのです。
この、どこにでもいる、だっせービンボー役者そうなおにーちゃんですが、ビビっときた。
「もう決めた、今シーズンは、アダムが優勝」 
この年、私の予想は、ズバリ的中。
(理由:初対面でいきなりボヘミアン・ラプソディを選んで、ここまで歌えるとは、よっぽど自信があるか、根性あるやつに違いない。こいつは勝ちに来た。)

アダムにかぎらず、毎週毎週、命がけでのしあがってくるコたちの姿を、10年も見たおかげで、
見る目は、きたえられました。
みんなも、オーディションがんばれよっ。

(ちなみにアダムくんは、優勝して、デビュー後カミングアウトし、やりすぎのパフォーマンスで叩かれてましたが、グラミー賞もらったり、36才になった現在も活躍中。クイーンがらみでは、いつも名前が出る。)


​話は、映画に戻り、

-ツボ2-

ラスト21分の、コンサートシーン、
リアルタイムで「バンドエイド」の映像を、見たじじばばは、たまりません。
再現度が高すぎて、ホンモノのライブ映像まんま。映画館で、まじ号泣。

フ、フレディや、フレディが目の前で歌ってる~!!(ええ歳こいたとなりのおっさんも泣いてた)

youtubeがなかったあの頃、いったい何で見たのかさっぱり覚えてませんが(おそらく深夜のロック番組か、
レコードショップで流してたライブ映像。その後はMTV)
クイーンだけは、死ぬほど見ました。

おそらく、号泣してた私も、くすんくすん泣いてたとなりの席のおっさんも、リアルタイムでは、
まさに、この映画に出て来る世間さまと同様、

「クイーン、最近あかんわー。ちゃらい曲ばっか作っちゃって。フレディ、ビレッジピープルのメンバーみたいになっちゃってさー」
「デビッド・ボウイとデュエットしとらんと、はよバンドに戻れよー」

などと、いろんな「事情」も知らずに、嘆いていたのでしょう。
そして、ライブエイドで、「おお、やっぱりクイーンは健在!」と思ったのでしょう。

その頃、そんな大変な「事情」だったとは、つゆ知らず、フレディを責めていたファンは、
ぶーぶー文句たれた上、亡くなった時のショックで、悔やんでも悔やみきれず、
フレディロスと、自責の念に長年悩まされ、
今回映画を観て「フレディ、そんなこととは知らずに、ひどいこと言ってごめんなさい!!」と、
泣きながら合掌し、代わりに、ラミ・マレックに謝罪したくなるのです。

もちろん、フレディの「代役」とあれば、マーク・マーテルにも、アダム・ランバートにも、
拝みたくなりましたが、姿も、動きも、しぐさも、何もかもそっくりなラミ・マレックが目の前に現れたら、
しまった、数珠、持ってこりゃよかった、ぐらい思います。

ポスターのコピーも「魂に響くラスト21分。僕たちは永遠になる。」
となってますが、これは、リアルタイムをともに過ごした世代ではないとわからんわ。
(史実では、エイズ発覚したのは、ライブのもっと後です。メンバーも本人も知らなかったはず。)

なので、映画館へ行って、周りのじじばばが泣きだしたら、
「ああ、このひとたちも、若い頃、フレディ責めてたんだな」と、犯人扱いしていただいても構いません。

そして、感動のラスト「バンドエイド」のシーンが始まるという、その時、
ぷぷっと、吹き出したじじばばがいたら、その理由はこれです。


「ボブ・ゲルドフ」役が、これまた、そっくりだったから!!!


ボブ・ゲルドフとは・・・もう、説明しませんが、まだお元気で、どちらかという、どーでもいいヒトで、
そこをきっちり、そっくりさんで押さえていたことが、
かなりのツボでした。

あー、びっくりした。

​それでは最後に、「ライブエイド」ホンモノの映像を。

映画観る前に、これで予習して行くと良いと思います。

当時のフレディもクイーン知らんでも、
​「うわっ、演技そっくり! カット割りまで! ペプシの位置まで!」と、
そっちで感動できるよ。
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    著者

    yumi otsuka

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