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続・「初代とシン」

8/7/2016

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やっと観ました「シン・ゴジラ」。

素晴らしい!!!!!!!!!

今世紀に観た邦画、マイランキング、暫定1位。
(ちなみに洋画マイランキング1位は、アブドラデヒ・ケシシュ監督「クスクス粒の秘密」)

日本が誇る「This is 東宝」。
庵野監督はご自分の才能をフルに発揮しながら、円谷監督のリスペクト度は、はんぱない。
昨年、スターウォーズを観たときに、黒澤監督→ルーカス監督→エイブラハム監督に、
きっちり伝承された「黒澤ワイプ」をみて鳥肌たちまくりでしたが、
今回は、あらゆる意味で、涙出そうになりました。
スーパーの書体から、音楽、SE、CG、あのカット割りは・・・など、演出的な話書き出すとキリないので、それはおいといてえええ、

●ベテラン俳優さんから個性派俳優さんまで「演技」のお手本として観るポイント
・柄本明さんの驚異的な名演技
・舞台(劇団出身)の役者さんたちのインパクトある演技
・本業は「映画監督」のみなさま方のなんともいえない味のある演技

●「映画に出演する」という心構えで観るポイント
・順撮りすることは、めったにありません。
 例えば「会議室のシーン」が、10回出てきたとしても、撮る順番は、2-8-5-3・・・など、
 ばらばらです。ストーリーをきちんと把握していないと、「どれぐらいパニクっているの
 か」「どれぐらい疲れているか」の表現の度合いを、自分で管理しなくてはいけません。

・自分で役作りをした演技が、撮影を通して一貫しているか。編集したら、なんかキャラが
 変わってる、となってはいけません。

●「映像演技」で観るポイント
・あれだけの難しいセリフ言いながら、複数の役者さんが絡み、カメラがハンディや
 ドリーで長まわし。誰かがセリフかんだら、最初から全部撮りなおしです。
(もちろん、ほとんどのシーンは複数のカメラを使用してカット割っていらっしゃいますが、長まわしもありました。観てる方がキンチョーするわ~。)

余談1:先日、お仕事で、高原先生に「長ぜりふ&長まわし」をお願いしたところ、
   1テイクOKでした。すごい!
   カメラマンから「あんな長いせりふ言わせて、オニだな」と言われましたが、
   シン・ゴジラの、あのオニのような、難しーい長ーいせりふに比べたら、
   私なんか、マザーテレサだわっ。

また、CGのゴジラは、あとから合成するため、現場にはいません。
役者さんは、いないゴジラを観て、驚き、恐怖、危機感を演じています。
逃げ惑うエキストラさんも同じです。

余談2:同じお仕事で、高原先生も「その場にはいないCGの人物」相手にしゃべる、という
   1シーンを撮影しました。
   それがあまりにもお上手で「だれとしゃべってるの?!」と、カメラマンも私も、
   つい笑ってしまいましたが、編集で合成したら、ミョウにぴったりで、
   これまた、笑ってしまいました。

さて、究極の演技は、ゴジラ役です。
「モーションキャプチャー」で、悠然とした迫力のあるゴジラの、
動きの元になったのは、どの役者さんか、調べてみてください。

圧倒的に「所作が美しい」役者さんは、たとえ顔が出なくても、
その存在感を思い知らすことができる究極の例だと思います。
日本の「演技」のもともと何だったのかをひもとくと、納得します。
SFXやVFXが駆使された映像では、伝統的な演技の素晴らしさが、さらに際立ちます。

そしてまた、「初代ゴジラ」の中身、中島春雄さんは、
「150キロの着ぐるみを着ていかにゴジラらしく見せるか」、毎日上野動物園に通い、
どうやって演技を編み出したのか、機会があれば調べてみてください。
(中島さんがゴジラにかけた役者魂が、以前NHKのドラマになりました。号泣だった。)


ところで、「シン・ゴジラ」のパンフレット買おうとおもったら、もう売り切れだった!
ネットのオークションで、倍の値段で売られてるやん!
くっそおおおお。
だれか映画館で売ってるの見かけたら、私の分買ってきてえええ。

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    yumi otsuka

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