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「ペネロペ」と「アントニオ」

4/14/2019

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スペイン料理屋さんランチのタパス。激うま生ハム。
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じんくん出演&藤木くん演出の「ら抜きの殺意」、とってもよかった!
やっぱり役者は舞台です。
映画なんかあとからついてくる。

ここで書くのもなんですが、本気で役者目指しているなら、たまにワークショップ出て、その日だけ勉強した気になっててもだめです。
楽しかったのなら、それは、趣味のカルチャーセンターと同じ、勉強や訓練ではなく、むしろレジャーです。
映画ばっか観ててもだめです。それは「本気でメジャーリーグ目指す!」と言いながら、練習もせず、ただBS中継みてるだけの野球部と同じです。

劇団探して舞台の稽古に行きなさい。数か月で長いセリフ覚えて、のどやられるぐらい発声して、へとへとになるまでカラダ動かしても、ダメ出しされる孤独感と、逃亡したくなるぐらいのプレッシャーで、お客さんの前に立ち、ライブの恐怖を味わいなさい。
その孤独感と恐怖を何度も味わい、「快感」に変わってこそ、本当の楽しさです。

カメリハ30回くるより、舞台1回出る方が、ずっと鍛え「ら」れます。

ところで、劇中の「カサブランカ」は、脚本ですか?
もしくは、藤木演出家の演出ですか?

カサブランカつながりの、「About My Mother」 の方は、
​縁起をかつぎ、編集マンと、スペインランチで「スペイン語字幕」のだんどり打ち合わせしたものの、同時多発仕事に見舞われ、いまだ一文字も入れられないっ。

映画祭に「すみません、もうちょっと待っててください」とメール送ったら、
OKもらえましたが、なぜかこの返信メールだけは、英語ではなく、スペイン語の「逆さまビックリマーク」が、付いてて、ちょっとビビった。
ok¡ 
↑これ。ちなみにスペイン語はクエスチョンマークも、逆さまです。

その後、英語のあらすじは、シアトルのRくんにお願いしたところ、こちらはふつーのビックリマーク付きで「OK!」。
翌日、第1稿、第2稿を続けざまに送ってくれて、ああ助かったと思ったら、
「いかん、さっき送ったのはネタバレする、ちょっと書き直させて」と勝手に破棄され、
その数日後、練りに練った「第3稿」を送ってくれました。

だれもNG出してないのに、ギャラも出ないのに、萌えすぎRくん。
ちはる助監督に「もう、スタッフ以外の何ものでもないです」と言われ、チラシと本編にクレジット入れることになりました。ここにきてアメリカ人スタッフひとり追加。
おかげで、宣材だけは、先に送れました。

今さらですが、
​
「About My Mother」というタイトルは、
ペドロ・アルモドバル監督の、2000年アカデミー外国語賞「All About My Mother」からいただきました。

スペイン人なら知らない人はいません。
スペイン人のお母さんが主役の、じーんとする、へんな映画です。

受賞式の、笑える映像がアップされてました。

プレゼンターはもちろん、ペネロペ・クルスと、アントニオ・バンデラス。
喜びすぎてスピーチ長すぎ、強制退去させられる監督。
「ここ、よその国なんだから!」みたいに連行するアントニオ・バンデラスが、かわいらしい。

スペインを代表する二人、
超美女のペネロペ・クルス(夫はバビエル・バルデム)と、
超美形のアントニオ・バンデラスは、
「アルモドバルのミューズ(美神)」と呼ばれ、監督の常連俳優です。

アルモドバル監督映画では、変態チックな役か、風変り役ばっかで、
セクシーラテン系としか取り扱ってもらえないハリウッドと大違いです。

ちなみに、「All About My Mother」での、ペネロペ・クルスの役は、
「ゲイの娼婦たちを救済しながら、妊娠してしまう、純粋な修道院のシスター」です。ややこしい。
「ボルベール~帰郷~」では、
「ムスメが殺した自分の夫を、冷蔵庫に隠し、レストランを開く母で・・・」ややこしい。


アルモドバル監督の映画は、ややこし~バックグラウンドを持つ、ややこし~登場人物ばっかりで、
こういうキャラ、どうやって役作りするんだろうと思いますが、
二人とも、舞台出身ならではの、肝の据わった潔さと、変態チックな映画にぴったりだと思います。
超美女も超美形も、ご本人たちにとっては、使い慣れた小道具のひとつのように思えてきます。


ミューズたちは、ハリウッド映画でお忙しく、なかなかスペイン戻ってこられず。
もし、今後、2人そろって出ることがあったら、監督最後の作品かもなー。

と、思っていたら、2人そろって、戻ってきた!!

ペドロ・アルモドバル監督 新作「Pain and Glory」

監督の自叙伝らしい。
ペネロペ・クルスは、監督のお母さんだそうですが、
アントニオ・バンデラスが、監督の役なのかどうかは不明。

目の覚めるような色彩は、デジタルになってから、さらに美しく。
音楽担当も、いつも同じ人です。


日本でも上映してくれるだろうか、
自叙伝なんて、これを最後に監督引退するんじゃないだろうか、
と、心配になってきますが、

ひとサマの心配している場合ではない。

連日、夜中に届く、オニのPの催促メール、
「コンテいつあがる?」と「ごめんまた変更がきた」

だーーー、この直しで、もう、5稿めっ。
しかも、2稿めに戻ってるっ。
夜中にきても、提出は朝まで、そしてそのまま別の現場に。

演出志望のコは、映画の教科書30回読んで、勉強した気になるより、
こういうPたちの仕事を、1回うける方が、はるかに鍛えられます。
1回どころか、20年もやれば、孤独も恐怖も、快感に変わります。

スペイン語字幕間に合うか、やや心配ですが、
ミューズがいるから大丈夫さ!
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    著者

    yumi otsuka

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